RTA in Japan Summer 2024開催決定!

『RTA in Japan 2』のフィードバック返し

2017年の”12/27 – 12/31”の間に行った『RTA in Japan 2』のアンケートにご協力いただきありがとうございました。
いただいたアンケートには意見や要望と言ったものもあったので、答えることのできるものについてはこの場で回答させていただきます。

会場関係

会場でもTwitchチャットを映して欲しかった

今回会場では配信画面と全く同じものを映していましたが、Webブラウザから映しているわけではないのでチャット欄は映っていませんでした。
要望が多かったため次からは映せるようレイアウトを考えてみます。

段差がないので後ろの方の椅子に座るとスクリーンが見えづらい

これも多く意見をいただいているものですが、会場を変更するしか改善策がないため難しい事柄です。
1回目の時から同じ会場を使っていますが、使っている理由は会場のレンタル代が破格だからです(5日間で25万円くらい)。同程度のレンタル代で代替会場が見つかれば解決できるかもしれませんが、難しいことが予想されるのでスクリーンに関しては椅子の間隔や配置などで調整できないかを検討してみます。

雑談などで騒がしく解説の声などが聞こえない時があった

雑談等を大声で話されることは来場者一人ひとりの心構えにもなるので対応が難しいのですが、コミュニケーションの場としてもイベント会場を使っていただきたいと考えているため少なくとも雑談などを禁止する気はありません。
1回目のRTA in Japanの時と違って今回の2回目からはマイクを改善し、マイクを付けている人以外の声はかなり大きな音でないとマイクに入らないようにしていました。雑談や笑い声などが騒々しい時があったとの意見は多くいただいていますが、配信にそういう音がほとんど入っていなかったのはそのためです。
ただ、これも多く意見をいただいているものなので今回は多少雑談の声量が大きかった時が多かったのかなと思います。配布チラシにも大きな声での会話は避けるようにとの注意書きを入れていましたが、次以降はこれを徹底し、場合によっては運営からのアナウンスも入れるようにします。

会場が暑い(寒い)時間帯があった

基本的に会場のエアコンの設定は自動(寒かったら暖房になり暑かったら冷房になる)という設定でしたが、エアコンの自動温度調節が間に合わずに暑かったり寒かったりすることがあったようです。
寒暖の感じ方は人によって違うので完璧な調節はなかなか難しいのですが、エアコンの調節くらいならボタンを1つ押せばすぐに調節可能なので、運営や受付に会場の温度調節をして欲しい時は気軽に言えるような雰囲気作りにするのが一番かなと思います。

プレイヤー・解説関連

進行の遅れなどもあり深夜帯だと辛く仮眠スペースが欲しかった

本来椅子が置いてあった場所が空いており、運営などはそこを仮眠スペースに使っていました。
枕や布団や毛布などもなく、本当にただ横になれるだけのスペースだったこと、また1人が横になるともう他の人は横になれないくらい狭いスペースだったので大人数の対応は難しいですが、プレイヤーや解説の方向けになら仮眠スペースを開放することは可能かもしれません。

ソファー席に座るとテレビが見えにくかった

実はソファー席用にHDMIタブレット(もしくはモニター)でもあればいいと思い、HDMIを4分配する分配器は既に運営陣で確保しています。ただ、肝心のHDMIケーブルでやってきた映像を映すモニターやタブレットの確保が開催までに間に合いませんでした。
次回以降はソファーの配置を工夫する、またはソファー席用に小さいモニターかタブレットを用意することで配信画面と同じものをお見せすることが可能になるよう努力します。

ブラウン管テレビしかなく普段液晶環境だと辛かった

今回ブラウン管テレビを3台(本番用2台と練習用1台)用意しましたが、液晶テレビも同じように揃えるとなるとさらに3台追加となってちょっと厳しいです。
テレビ類は運営やボランティアから募ったものを使っていましたが、液晶テレビを提供できるという方が1人いらっしゃったので次以降であれば1台追加は可能かもしれません。
会場のスペース的にもさらに練習用にも1台、レース用にも1台となるとかなり厳しいので現実的ではありません。

配信関係

最初に謝罪しますが、実は今回のレイアウトは未完成のまま配信が始まり、最後までレイアウトが完成することなくイベントが終了しました。
RTA in Japan Onlineの時は配信上にTwitterのつぶやきが映る、またセットアップ中に次のゲームのリストが載っていましたが、RTA in Japan 2でそれらがなくなったのは未完成のままイベントが進行したからです。デザイン自体は既に完成したものをいただいてはいましたが、それをプログラムに落とし込むことが間に合わなかったです。
RTA in Japan OnlineのレイアウトはGDQのオープンソースを流用しましたが、今回は一からレイアウトのプラグラムを作っており、単純に一から作る時間が足りずにそのまま本番に臨んでしまいました。TwitterのIDが見切れていたりクリアタイム表示と名前欄が重なっていたり色々とレイアウトが崩れてしまった部分がありますが、次の開催までには何とか完成させます。

映像が暗転して戻ってこないことがたびたびあった

これは使っているHDMIコンバータの仕様です。
RTA in Japanでは様々なゲーム機を皆さんが持ち込まれます。どのゲーム機で来られてもHDMIキャプチャで対応できるよう、全ての端子を一度HDMIに変換して配信に載せるということを今回行っていました。使っていたコンバータは”FRAMEMEISTER(フレームマイスター)”というものですが、これは変換する映像の解像度を判断する際に最初の数秒だけ画面が真っ暗になるという仕様があります。従来ならば最初のゲーム機の起動後の数秒だけが暗転してあとはずっと映っているはずでしたが、ゲーム機によっては解像度が2パターンある(ローディング中は480pだけど普段は240p)ことがあり、結果として暗転画面が多発するという事態が起きてしまいました。
GV-USB2などでレトロゲーム機は取り込んではどうかという意見もいただきましたが、GV-USB2は30fpsでしかキャプチャできないため1080pの60fpsで配信している以上30fps取り込みはあまり好ましくないと考えています。
レトロゲーム機を60fpsで取り込むことはなかなかに難しいのですが、さすがに今回の件はまずかったと考えているので今後としてはコンポジット端子、またS端子は他の端子に変換することなくそのままキャプチャ機器に取り込む方向を検討しています。

セットアップ中にBGMが欲しい

RTA in Japan Onlineの時からいただいていた要望でしたが、本番に実装が間に合いませんでした。
GDQも行っていることなのでTwitchで禁止されているわけではないのですが、例えばゲームによってはPS4シェアが可能なゲームでも音楽の視聴を主目的と捉えられる利用を禁じているゲームもあり、日本ではどういったものが許されるのかという基準が分からないということもあります。
実はTwitchには自由に配信上で使っていいBGMのライブラリーが公開されているので、おそらく次以降でBGMを実装するとしたらそこから拾ってくるか、使用してもいいと許可されているBGMを探してくることになります。

配信の音声がゲームによってまちまちだった

主にゲーム音とマイクの音量のバランスですが、これはゲームによって音量が違うこと、人によって声量が違うことから毎回手動で音量調節していたことが原因です。
音量調節は全てデジタルミキサーだけで行っていましたが、これがTwitchからの借り物なので実は当日になって初めて触ったものでした。なので、最初の1、2日くらいはミキサーの設定にまだ慣れておらず、ゲームによっては音声が聞き取りづらいことがあったかもしれません。
さらに、プレイヤーや解説者用のマイクは指向性マイクを使っています。これは一定方向からの声だけを通すようにして少しでも方向を外すと声を通さなくするというマイクなのですが、プレイヤーの方や解説者の方への周知が足りず方向が外れた状態で使われている方もいらっしゃいました。
さすがにプレイを始めてからこちらで声を掛けてプレイの邪魔をしてまでマイクの調節をするわけにはいかないのでミキサーの音量の調節で何とかしていましたが、それでも一部聞き取りづらいところがあったかもしれません。こちらは周知を徹底することにし、ミキサーについてはもう運営陣で機器を買ってしまって使い方をマスターしてしまってからイベントに臨むほうがいいのかなと思っています。

GDQのように発売年や機種などの情報も配信レイアウトに欲しい

配信レイアウトについて、ピクセル単位で指定された情報を元にCSSでレイアウトを組んでいます。

ここに情報を加えると全ゲームのレイアウト(今回だと11レイアウト分)の修正が入り、ちょっと数が膨大です。
出来る限り努力しますが、もしかすると実装できないかもしれません。

その他

運営、ボランティア陣が不足していた

こちらは私どもとしても痛感しているので、運営を追加、ボランティアも増やせるよう動いていこうと思っています。
運営については、一般募集をするということはせずまずはこちらから個別に声を掛けてみて、それでも数が揃わなさそうなら一般募集するという形を取ろうと思っています。

海外のイベントのようにチャリティイベントにできないか

これは海外のRTAコミュニティからもチャリティにしないのかといった意見が飛んできており、将来的にはチャリティイベントに出来たらとは思っていますがRTA in Japanを開催するにあたってまだまだ改善事項が山積みなので優先度はやや低めです。
また、チャリティには当然金銭を扱いますが、金銭を扱うにあたって問題なくチャリティ先に寄付が渡るにはどうしたら良いかと言った知識も運営内で足りておらず、さらに個人主催だと寄付を受け付けるのは難しいといったことも聞いており、これはすぐには実行できません。

長くなりましたが、フィードバック返しは以上です。
アンケートは全て拝見しましたが、励ましや応援の声も非常に多かったです。ありがとうございます。

次の予定はまだ何も取り掛かっていませんが、夏にOnlineを、冬にRTA in Japan 3を開催するよう動いていきます。
今後もRTA in Japanをよろしくお願いいたします。

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